はじめに
「透明な衣装ケースなら安くて丈夫そう」
「雨水も防げて便利じゃない?」
確かに透明な衣装ケースは手軽で雨にも強そうに見えます。しかし、野良猫の安心・安全のためには、実は不向きな素材なのです。
透明衣装ケースの問題点
- 警戒心が強い野良猫の習性に合わない
野良猫は常に周囲を警戒しています。透明な素材では:
· 外敵から身を隠せない
· 落ち着いて休めない
· 常に緊張状態が続く
- 温度調整が難しい
夏場の高温化
· 温室効果で内部温度が上昇
· 熱がこもりやすい
· 熱中症のリスク
冬場の寒さ
· 保温性が低い
· 外部の冷気が直接伝わる
· 結露の発生
- プライバシーの欠如
猫は本来、身を隠せる場所を好みます:
· 出産や子育てに適さない
· 病気やケガからの回復に不向き
· ストレスの原因に
野良猫の習性と必要な環境
猫が求めるシェルターの条件安全第一: ・外敵から見つかりにくい ・緊急時の逃げ道がある ・周囲を監視できる 快適性: ・適度な保温性 ・風通しの良さ ・雨風の侵入防止
おすすめの素材とその理由
発泡スチロール箱
メリット:
· 断熱性が高い
· 加工が簡単
· 費用が安い
加工のコツ:
· 入口は必要最小限に
· 内側にアルミシートを貼る
· 外側は防水加工
プラスチックコンテナ(不透明)
メリット:
· 耐久性が高い
· 防水性に優れる
· 掃除が簡単
注意点:
· 断熱材を追加する
· 換気用の穴を開ける
· 直射日光を避ける
DIYのポイント
成功する小屋作りのコツ
- 目立たない色を選ぶ
· 自然に溶け込む色
· 派手な色は避ける - 適切なサイズ
· 猫がすっぽり入れる大きさ
· 余りに大きすぎない - 複数の出口
· 緊急時の避難経路
· 空気の流れを確保
季節ごとの注意点
夏場の対策
· 日陰に設置
· 通気性を確保
· 保冷剤を設置できる工夫
冬場の対策
· 断熱材の追加
· 入口にカーテン
· 風よけの設置
地域猫活動での実例
成功例から学ぶ
ある地域猫の会の事例:
· 発泡スチロール+アルミシート
· 迷彩色のビニールカバー
· 複数設置で猫の選択肢を増やす
失敗例から学ぶ
透明ケースを使った場合:
· 猫が利用しなかった
· 高温で危険な状態に
· 破壊されるケースも
まとめ
透明な衣装ケースが野良猫の小屋に不向きな理由は、猫の習性や安全面、快適性を考慮すると明白です。
「安いから」「手軽だから」ではなく、野良猫の立場に立った選択をすることが大切です。あなたのその思いやりが、一匹の野良猫にとって、安心できる居場所を作ることにつながります。
まずは発泡スチロール箱から始めてみませんか?

