はじめに
「完全室内飼いだからワクチンは必要ない」と思っていませんか?実は、ワクチン接種は室内猫でも重要な健康管理の一つです。今回は、ワクチン接種がなぜそれほど重要なのか、具体的な理由をご説明します。
ワクチン接種が重要な5つの理由
- 命に関わる感染症から守る
· 猫汎白血球減少症:死亡率の高い危険な病気
· 猫カリシウイルス感染症:呼吸器症状と重度の口内炎
· 猫ウイルス性鼻気管炎:結膜炎や呼吸器症状を引き起こす
- 室内猫でも感染リスクがある
· 飼い主の衣服や靴を通じてウイルスが持ち込まれる
· 動物病院への移動中に感染する可能性
· 他の猫と接触する機会(預け先など)での感染
- 治療が難しいウイルス性疾患
· ウイルス性疾患には特効薬が少ない
· 発症後の治療は対症療法が中心
· 予防こそが最も効果的な対策
- 集団免疫の形成
· 多数の猫が接種することで community 全体の感染リスクが低下
· 野良猫や保護猫を含めた猫全体の健康維持に貢献
- 飼い主の経済的負担軽減
· 予防にかかる費用より治療費の方が高額になる
· 長期の通院や入院による時間的コストも考慮すべき
特に重要なワクチン
コアワクチン(すべての猫に推奨)
- 猫汎白血球減少症
- 猫カリシウイルス感染症
- 猫ウイルス性鼻気管炎
- 狂犬病(法律で義務付け)
ノンコアワクチン(生活様式により検討)
- 猫白血病ウイルス感染症
- 猫免疫不全ウイルス感染症
適切な接種時期
子猫の場合:
· 初回接種:生後8-10週齢
· 2回目:生後12-16週齢
· 3回目:生後16-20週齢
成猫の場合:
· 基本接種後は1年後に追加接種
· その後は3年毎の接種が推奨
よくある質問
Q:完全室内飼いでも必要ですか?
A:はい。ウイルスは飼い主の衣服や手指を介して室内に侵入する可能性があります。
Q:ワクチンの副作用が心配です
A:重篤な副作用は稀です。軽度の食欲不振や発熱などは2-3日で改善します。
Q:費用はどれくらいですか?
A:混合ワクチンで5,000~8,000円程度が相場です。
ワクチン接種の注意点
- 健康状態の確認
· 体調の良い日に接種
· 事前の健康診断が重要 - アレルギー反応への備え
· 接種後30分は病院で待機が望ましい
· 異常があったらすぐに獣医師へ - 接種後の観察
· 24時間は安静に
· 食欲や行動の変化に注意
まとめ
ワクチン接種は、愛猫を危険な感染症から守る最も効果的な方法の一つです。「うちの子は大丈夫」という過信は禁物。飼い主の責任として、適切なワクチン接種を心がけましょう。わからないことがあれば、かかりつけの獣医師に相談することをおすすめします。
愛猫の健康と長生きのために、今日からワクチン接種について真剣に考えてみませんか?

