はじめに|「嘔吐+下痢」は即対応が必要!
子猫の嘔吐と下痢の併発は、24時間で命を落とす危険があります。特に生後3ヶ月未満の子猫は免疫力が弱く、「脱水症状」が急速に進行します。この記事では獣医師監修のもと、原因別の対処法を徹底解説します。
1. 緊急度が高い3大原因
① ウイルス感染症(最危険!)
- パルボウイルス:
→ 血便・激しい嘔吐・40℃以上の発熱
→ 致死率90%(ワクチン未接種だと発症後12時間で重症化) - 猫コロナウイルス(FIP):
→ 腹水・黄疸を伴う下痢
② 細菌・寄生虫感染
病原体 特徴 カンピロバクター 鶏肉からの感染、ゼリー状の下痢 ジアルジア 悪臭のある脂肪便、感染猫のトイレから蔓延 回虫 米粒のような虫が便に混じる
③ 誤飲・中毒
- 危険物リスト:
✖ ユリ科植物 ✖ チョコレート ✖ 人間用風邪薬(アセトアミノフェン)
→ 30分以内の受診が生存率を左右する
2. 自宅でできる「症状チェックリスト」
☑ すぐ病院へ行くサイン
- 下痢便に 血が混じる
- 嘔吐が 1時間おきに続く
- 歯茎が白い(貧血)
- 皮膚をつまんで離しても戻らない(重度の脱水)
☑ 自宅観察可能な軽症例
- 嘔吐/下痢が 1日2回以内
- 元気があり 自分で水を飲める
- 尿が 普通に出ている
3. 応急処置|脱水を防ぐ「経口補水液」の作り方
【獣医推奨レシピ】
水500ml + 砂糖小さじ4 + 塩小さじ1/4
(※はちみつ・リンゴジュースは子猫にはNG!)
与え方のコツ
- 冷蔵庫で冷やさず 人肌程度に温める
- スポイトで1時間おきに5mlずつ
- 吐いたら 30分休んで再挑戦
4. 病院での検査・治療の流れ
検査例
- 便検査(寄生虫・細菌の有無)
- パルボウイルス簡易キット(10分で判定)
- 血液検査(脱水度・炎症値の確認)
治療費の目安
内容 費用 初診料+検査 8,000~15,000円 点滴(1日) 5,000~8,000円 入院(3日) 30,000~50,000円
5. 回復期の食事管理
ステップ式給与法
経過時間 与えるもの 嘔吐後6時間 経口補水液のみ 12時間経過 鶏のささみスープ(脂肪なし) 24時間経過 離乳食を湯で伸ばしたペースト 48時間経過 子猫用消化器サポートフード
※通常フードに戻すには1週間かける
6. 予防策|今日からできる2つの習慣
- ワクチン接種
→ 混合ワクチンでパルボウイルスを予防(生後2ヶ月~) - 誤飲防止
→ 5cm以下の物は床に置かない(トイレットペーパーの芯を通る大きさが危険)
まとめ|「待つ」よりも「早すぎる」受診を!
子猫の「嘔吐+下痢」は、
「夜だから明日まで様子見」が命取りに
「大げさかも」と思っても、迷わず病院へ連れて行くのが鉄則です。《獣医師の警告》
下痢止め・吐き止めを自己判断で与えないで!
ウイルスや異物を体内に閉じ込め、症状を悪化させます。

