はじめに
道端で野良猫を見かけたとき、どうすればいいのか迷った経験はありませんか?善意からすぐに保護したくなる気持ちはわかりますが、まずは落ち着いて適切な対応をすることが大切です。
最初の観察と判断
すぐに保護すべき場合
· 明らかにけがをしている
· 子猫で親猫の姿がない
· 極度に衰弱している
· 交通量の多い道路など危険な場所にいる
状況を見守る場合
· 健康的で元気な様子
· 地域で飼育されている猫の可能性
· 親猫が近くにいる可能性のある子猫
安全な接近方法
準備するもの
· 軍手や厚手の手袋(噛まれ・引っかかれ防止)
· タオルや毛布
· キャリーケースまたは段ボール
· おやつやフード(任意)
接近の手順1. ゆっくりと低い姿勢で近づく 2. 急な動きは避け、優しく話しかける 3. 無理に捕まえようとしない 4. 猫のペースに合わせた対応を
健康状態の確認
外観のチェックポイント
· 目やにや鼻水の有無
· 歩行時の異常
· 被毛の状態
· 肋骨が浮き出ていないか(栄養状態)
行動の観察
· 食欲の有無
· 警戒心の強さ
· 人への慣れ具合
保護後の流れ
まずやるべきこと
- 安静な環境を提供
· 静かで落ち着ける場所を確保
· 他のペットから隔離 - 基本的なケア
· 水とフードの提供
· トイレの用意
· 安心できる寝床の準備 - 動物病院への連絡
· 健康診断の予約
· ワクチンや寄生虫駆除の相談
地域猫の可能性を考慮
見分けるポイント
· 耳先がV字にカットされている
· 人に慣れているが触らせない
· 決まった時間に現れる
地域猫の場合の対応
· むやみに連れ帰らない
· 地域の猫ボランティアに相談
· TNR活動の理解
保護前に確認したいこと
飼い猫の可能性
· 首輪の有無
· 毛づやが良く清潔
· 人懐っこい態度
迷い猫の場合の対応
· 動物保護センターへの連絡
· 地域のSNSでの情報共有
· ポスターの掲示
長期サポートを考える
保護後の選択肢
· 里親探し
· 自分で飼育
· 保護団体への相談
現実的な判断
· 経済的負担の考慮
· 生活環境の確認
· 家族の理解
注意すべきリスク
健康面
· 人獣共通感染症の可能性
· ノミやダニの持ち込み
· 持病の有無
環境面
· 先住ペットへの影響
· アレルギーの可能性
· 近所への配慮
地域資源の活用
相談先
· 市区町村の動物愛護担当
· 地域の動物病院
· 保護ボランティア団体
支援の種類
· 去勢・避妊手術の補助
· 飼育費の一部助成
· 里親紹介サポート
野良猫を見つけたときの対応は、その猫の状況や環境によって変わります。まずは落ち着いて観察し、必要に応じて専門家のアドバイスを受けながら行動することが大切です。
無理のない範囲で、できることから始めてみましょう。

