はじめに
冷蔵庫から取り出したばかりの冷たいウェットフードを、愛猫がなかなか食べてくれない…そんな経験はありませんか?実はこれ、猫の習性と健康を考えると、とても理にかなった行動なのです。
なぜ冷たいウェットフードは避けるべき?
- 猫の習性と好み
猫は本来、体温に近い温度の食べ物を好む傾向があります。野生では獲物を捕らえてすぐに食べることから、常温の食事が自然なのです。冷蔵庫から出したばかりの冷たいフードは、本能的に「新鮮でない」と感じさせてしまう可能性があります。 - 嗅覚への影響
冷たい食べ物は香りが立ちにくいという特徴があります。猫は嗅覚で食べ物の美味しさを判断するため、香りが弱いと食欲が刺激されず、食べ残しの原因になってしまいます。 - 消化器への負担
急に冷たい食べ物を摂取すると、胃腸に負担がかかる可能性があります。特に消化器が敏感な猫の場合、下痢や嘔吐を引き起こす原因になることもあります。
理想的な与え方
- 常温に戻す
冷蔵庫から出したウェットフードは、15〜30分ほど室温に置いてから与えましょう。夏場と冬場では室温が異なるため、季節によって時間を調整することが大切です。 - 湯煎で人肌程度に
急いでいるときは、器ごと湯煎(約40℃以下)で少しだけ温める方法も効果的です。ただし、高温になりすぎないよう注意し、均一に温まったかどうか必ず確認してください。 - 電子レンジは要注意
電子レンジで温める場合は、高温部分ができて火傷の原因になる危険性があります。どうしても使用する場合は、よくかき混ぜて温度ムラがないことを確認しましょう。
特に注意が必要な場合
・子猫や老猫
・病気で体力が落ちている猫
・消化器系が弱い猫
これらの場合は、特に温度管理に気を配り、必ず常温以上に温めてから与えることをおすすめします。
保存の注意点
開封後のウェットフードは冷蔵保存が基本ですが、冷蔵庫から出してから長時間放置するのは禁物です。特に夏場は傷みやすいため、30分以上経過した食べ残しは処分するようにしましょう。
愛猫の健康と食の楽しみを守るために、フードの温度管理にもぜひ気を配ってみてください。適温で与えることで、食いつきが良くなり、愛猫の食事タイムがもっと楽しくなるかもしれません。

